今すぐわかる!簡単に取り入れられる!固定IPの基礎知識

VPNはどんな時に使うの?

VPNについて

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VPNの仕組み

VPN(Virtual Private Network)とは、主に企業内データ通信に用いられるネットワークサービスです。
セキュリティ強化としてVPNは人気を高めており、これまではインターネット上で第三者の存在を気にせずにやり取りしていたデータも、安全なVPN内でやり取りをしたいというニーズが企業で高まっています。
以前はフレームリレーや専用線など、接続する拠点を指定して利用するネットワークが広く使われていましたが、現在ではVPNサービスが支流となっています。

フレームリレー

現在はVPNサービスが登場により、ほとんどのフレームリレーがサービス提供を終了していますが、フレームリレーは、90年代の企業向けネットワークの主流となったサービスです。
フレームリレーは、パケット通信方式の一つで、データをパケットと呼ばれる小さな単位に分割して送受信します。
複雑な通信処理を簡略化することで、高品質・高信頼のデータ転送を可能にしたネットワークです。

専用線

専用線とは拠点Aと拠点Bのみを結ぶ回線のことです。
回線を完全占有するため、きわめて安定性の高い通信環境が実現できます。
この専用線はギガクラスの大容量データを確実にやりとりする重要拠点間などのネットワークに適しています。
この守られた専用線ですが、その導入にはコストが高いというデメリットがあります。

VPN

現在主流となっている、IP-VPN、広域イーサネットなどのVPNサービス
フレームリレーや専用線の様に接続する距離に依存しないため、コストが安く済みます。
そのため、全国に拠点がある企業などがネットワークを結ぶ際に、VPNは料金を大幅に抑えることができるため多くの企業で活用されています。

VPNとクラウド

より便利で、高品質なVPN構築のために、クラウドサービスとの利用が注目されています。 クラウド内にVPNサーバを構築し、自宅環境とクラウド間をVPN接続(仮想専用回線接続)することで、専用線のようなセキュリティの高いリモート接続環境が実現します。
インターネット回線を使ってアクセスが可能なため、外出先や自宅からでも、安全にクラウド内に構築した業務サーバの利用が可能となります。

クラウドとは、最近よく耳にするクラウド。クラウドとは、クラウドコンピューティングを略したものです。
クラウドとは、データを自分のパソコンや携帯端末などではなく、インターネット上に保存する使い方、サービスのことです。
従来コンピューターを利用する際は、利用者はパソコンの中にあるソフトウェアやデータを利用していました。
しかしクラウドサービスでは、ネットワークを経由して、クラウド(雲)の中にあるソフトウェアやデータをサービスの形で使います。
なので外出先や、さまざまな環境のパソコンや携帯電話からでもデータを閲覧、編集、アップロードすることができます。
現在クラウドが注目されている理由は、社内でネットワーク環境を構築して、一からシステムを作り上げるより、クラウドサービスを活用した方がコスト面が安く収まることが多いからです。
これから更に、クラウドサービスを導入する会社が増えていくでしょう。