固定IPはどんな時に使うの？料金は？

固定IPの仕組み

固定IPとは、固定化したIPアドレスのことです。
プロバイダから振り分けられるIPアドレスは、通常は毎回違うIPアドレスが割り振られます。 毎回違うIPアドレスの事を動的IPアドレスといい、オプションとして追加料金を払えば、常に同じIPアドレスである固定IPを割り当ててもらうことができます。

IPアドレスとは、ネットワーク上でPCを識別するための番号になり、インターネットに接続する際や、同じネットワーク上のパソコン間で通信する際に、必ず必要になる番号となります。
例えば「210.190.50.10」のように数字が並んだものがIPアドレスといいます。
IPアドレスは定期的にIPの番号が変更されます。
このIPアドレスにはグローバルIPとプライベートIPの2つがあります。

グローバルIPアドレス

グローバルIPアドレスとは、インターネットに接続する際に利用されるIPアドレスで、インターネットに接続している機器（PC等）の一台一台に、振られる番号になります。
必ず一台に対して、一つのIPが割り振られています。

プライベートIP

始めにいうと、プライベートIPとはルーターから見て、各パソコンを識別するための番号のことです。
まず、1つの建物にPCが数台あるとします。どの家庭や会社でも、複数のPCをインターネットに接続させる際、プロバイダとの契約は一つのみです。
プロパイダ契約が一つということは、IPアドレスも一つしかもらえないということです。 では、どのようにしてこの複数台のPCはインターネットに接続しているのかと疑問がでます。
それは、「ルーター」が代表してグローバルIPアドレスを割り当てているからです。
つまり、インターネットと通信しているのは、この「ルーター」一台ということになります。
ルーターとは、複数台のネットワークと端末を繋ぐことが出来る、通信機器のことです。
このルーターがあれば、複数台の端末をインターネットを繋ぐことができます。
ルーターが、インターネットと家庭内のパソコンとの間に入ってやりとりをしてくれているのです。
パソコンが何台かあるうちの1つが、ルーターを通してインターネットに要求します。
インターネットはルーターを通して、レスポンスしますが、その際に、ルーターがどのパソコンに返すか分かるように、各パソコンに割り振られた番号がプライベートIPといいます。

固定IPを利用するのはどんな時

●WEBカメラの利用したい場合
webカメラ設置して、離れた場所からインターネットを通じてモニタリングできます。 自宅内の監視、ペット、店舗、工場、マンションなどの監視にも利用されています。

●セキュリティを強化したい場合
VPNを構築することで、安全にデータ通信を行う必要がある、企業が利用されています。

●自社サーバーを構築したい場合
固定IPアドレスを取得することで、自宅のパソコンでインターネット上にWebサーバを構築し、独自のドメインで自分のホームページを作ることができます。 自宅や自社でサーバー構築した際に利用されています。

●リモートアクセス
職場や外出先など自宅から離れた場所でも、外部から自宅のパソコンを操作することが多い人が利用されています。

固定IPの料金について知りたい

固定IPアドレスを、サービスとして提供しているプロバイダは多数存在していますが、一般的に固定IPアドレスはオプションとして提供されているので、お金がプラスで掛かります。
金額差はプロバイダによって差が大きく、その差は月に5000円以上も違う様です。
この金額の違いは一般的には機能の違いにある様です。
大手のプロバイダは少し金額が高い様ですが、サービスが安定して供給されるという事と、比較的高速だという点があります。
また、トラブル時の対応などもしっかりしています。
あまりネットワークに詳しくないという方には、大手プロバイダで安心してサービスを受けることができるのではないでしょうか。
固定IPアドレスを取得する際は、プロバイダによって異なる部分があるので、プロバイダ選びが重要になります。